AI・システム・セキュリティのニュースまとめ(2026年11月2日 18時)
公開 2026-11-02 AIサービス比較ナビ 編集部

2026年11月2日14時から18時までに確認したニュースのうち、公式発表を確認できた4件をまとめました(セキュリティ分野4件、うち続報2件)。 プレステージ・インターナショナルのグループ業務システムから最大約550万件の個人情報が持ち出されたほか、バリューゴルフのゴルフ場予約サービスへの不正アクセス、トレードワークスによる原因と対策の取りまとめ、GMOインターネットグループの役員報酬減額が公表されています。
当サイトでは、各社・各機関の公式発表を開いて内容を照合したうえで掲載しています。数字や日付は各項目末尾の出典番号から確認できます。
セキュリティ
1. プレステージ・インターナショナル、ロードサービス受付の業務システムから最大約550万件の個人情報が持ち出される
プレステージ・インターナショナルは2026年11月2日、グループの業務システムが不正アクセスを受け、グループ会社のプレステージ・コアソリューション(PCS)が取引先企業から受託している業務に関するお客様の個人情報が外部に持ち出されたことを確認したと公表しました。対象はロードサービス等の受付・手配業務に使う業務システムで、件数は最大約550万件(重複を含む最大値・重複を除いた人数は精査中)です [1]。 持ち出された情報は、ロードサービスを利用したお客様の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、車両に関する情報(登録番号、車台番号等)、事故・故障の受付に関する情報、金融機関の口座に関する情報(一部)です。クレジットカード情報の漏えいは現時点で確認されていません [1]。 同社は10月29日に不正アクセスを検知して不正に利用された認証情報の無効化等を行い、その後も不正アクセスの継続を確認したため10月30日に当該システムを停止しました。停止中も代替の運用でロードサービス等の業務を継続しており、個人情報保護委員会への報告と警察への相談を進めています [1]。
企業・担当者が確認すること: PCSにロードサービス等の受付・手配業務を委託している企業は、同社と対象となるお客様への案内方法を協議してください [1]。保険会社などの関係先をかたる不審な電話・メール・SMSへの注意を、自社の顧客にも呼びかけることを当サイトでは勧めます(当サイトの見解)。
2. バリューゴルフ、「1人予約ランド」への不正アクセスでログイン用メールアドレスが取得された可能性
バリューゴルフは2026年11月2日、ゴルフ場予約サービス「1人予約ランド」で第三者による不正アクセスが発生し、利用者のログイン用メールアドレスが閲覧または取得された可能性があると公表しました(第一報・11月2日17時時点)。メールアドレス以外の登録情報(氏名等)は含まれていないとしています [2]。 11月1日に不正アクセスの痕跡を発見して経路の遮断と不備の修正を行い、11月2日に関係機関への報告・相談を順次実施しました。業績への影響は精査中です [2]。
企業・担当者が確認すること: 同社は、本件を悪用した不審なメールが送られる可能性があるとして、記載されたURLへのアクセスや添付ファイルの開封、ID・パスワードの入力を行わないよう呼びかけています [2]。社用のメールアドレスで1人予約ランドに登録している場合は、社内に同様の注意を周知してください(当サイトの見解)。
3. トレードワークス、岩井コスモ証券向けシステムへの不正アクセスの原因と対策を公表(続報)
トレードワークスは2026年11月2日、岩井コスモ証券に提供するインターネット取引システムへの不正アクセスについて第3報を公表しました。原因は同社向けシステムの一部の管理機能の設定上の不備で、本来は限定された環境からのみ利用されるべき機能が外部から利用できる状態になっていたとしています [3]。 影響は既報のとおり、一部の口座で意図しない売買注文が成立したものの同日中に取引前の状態に復元され、お客様4,975名の氏名・メールアドレス等の情報が漏えいした可能性があるというものです。資金の不正な流出やシステム内部への侵入の痕跡は確認されておらず、他の金融機関向けシステムでも同様の事象は確認されていません [3]。 対策として、管理機能の外部からの利用の遮断、外部から到達可能な経路の点検、不審なアクセスを検知した際の報告基準(検知から5分以内の連絡、15分以内の判断)の運用開始などを実施し、多要素認証の適用や権限の最小化を同社製品の標準構成として全提供先に展開するとしています。損失の見込額は既報どおり約50百万円です [3]。
企業・担当者が確認すること: 取引システムなどを外部に提供・委託している企業は、管理機能がインターネットから利用できる状態になっていないか、特権的な機能に多要素認証がかかっているかを点検してください(当サイトの見解)。
4. GMOインターネットグループ、お名前.com デスクトップクラウドへの不正アクセスで役員報酬を減額(続報)
GMOインターネットグループは2026年11月2日、連結子会社のGMOインターネットが提供する「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを受け、取締役会で役員4名の報酬減額を決議したと公表しました。代表取締役の熊谷正寿氏は月額報酬30%を3か月減額し、2026年12月支給分から実施します [4]。 GMOインターネットの役員を兼務する3名は同社から報酬が支給されており、同社の取締役会でも減額(25%または20%を3か月)を決議しています。今回の減額は現時点の評価に基づくもので、本件発生前の経緯を今後検証し、その結果を踏まえて経営責任のあり方を改めて検討するとしています [4]。
企業・担当者が確認すること: お名前.com デスクトップクラウドの利用者は、10月30日に公表された「お客様へのご案内」を含む既公表資料を確認し、自社の対応状況を見直してください [4]。
本記事は、各項目の出典に記載された内容のみをもとに作成しています。不正アクセスの件数や影響範囲は、今後の続報で変わる可能性があります。
出典
- プレステージ・インターナショナル「当社グループの業務システムへの不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」2026年11月2日
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261102563007.pdf - バリューゴルフ「当社サービスへの不正アクセスに関するお知らせ(第一報)」2026年11月2日
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261102563148.pdf - トレードワークス「(開示事項の経過)当社が提供するシステムへの不正アクセスに関するお知らせ(第3報)」2026年11月2日
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261102562920.pdf - GMOインターネットグループ「役員報酬の減額に関するお知らせ」2026年11月2日
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120261102562407.pdf
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